2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

葦風の記録66

トンペイ大学に入りたいという目標を立てたのはいいが、実際に難易度を調べてみて驚いた! さすがは、旧帝大だ。めちゃくちゃに難しいのだ。 わしは、当時合格するには箸にも棒にもかからない成績だった。しかしこんなことで、あきらめるわしではない。 なん…

箴言2

人間生身(なまみ)だ

箴言1

健康を保ち 焦らず待て チャンスは必ず訪れる

葦風の記録65

こうして、わしの夏は終わった。 そして、進路を決めなくてはならなかった。 入学当初は、土方にでもなろうと思っていたのだが、高校生活を通じて、考えが変わっていった。大学に進学したいと思った。 希望する大学は、一つしかなかった。それは、当時 大学…

葦風の記録64

ここに、ある都市伝説がある。 高校選手権の全国大会は、現在では各ブロックに分かれてリーグ戦を行い、勝ち上がりの学校が決勝トーナメントに進むことになっている。 わしのころは、最初からトーナメントだった。なぜ、変更されたのか。それが、わしらの学…

葦風の記録63

続いて、3位決定戦に臨んだ。 ここでは、大変な強豪校がわしらを待っていた。 東京の開成高校である。 開成といったら、東大進学日本一の超進学校だった。 しかし、もうわしは学校のブランドに惑わされることは無かった。ただ、対局に集中するのみである。 …

葦風の記録62

準決勝の相手は、昨年に続いて清風高校だった。清風は昨年と全く同じ強力なメンバー。3連覇を狙っていた。 わしらは、すさまじい気迫で、対戦に臨んだ。 結果は。 0対3で、敗れ去った。 悔しかった。 しかし、勝負は時の運。 ベストは尽くしたので、悔いはな…

葦風の記録61

今でこそ、高校の全国大会は沢山の種類があるが、当時は高校選手権しかなかった。チャンスは、たったこれだけだったのだ。 唯一のチャンスだったから、わしらが燃えたのは言うまでもない。 高校3年の全国大会が始まった。 1回戦は不戦勝。 2回戦は青森の名門…

葦風の記録60

県大会は圧倒的に優勝した。 これで、団体戦は3年連続の優勝。また主将を3年連続務めたのは過去に1人(第2回全国優勝メンバーのO野さん)だけであり、偉大な先輩の記録に並ぶことができた。 こうして、満を持して全国大会を迎えることになった。

葦風の記録59

高校3年になった。 この年は、わしの人生の中でも忘れられない出来事が多々起きて、波乱の1年だった。 囲碁部では最後の年ということもあり、かつてなく気合いが入った。 それに朗報があった。この年は、部員がたくさん入ってくれた。その中には、I塚くん、…

葦風の記録58

プロの高段棋士に2子で挑むのは、今も昔も無謀に近い。なぜなら、プロは2子ではほぼ絶対に負けないからだ。2子で負ければ、先も危ういという。 しかしわしは、T村プロとT林プロに連勝した。いま調べても、内容が素晴らしかった。高校3年生を迎える前に、神…