葦風の記録93

さて合格発表の日。

家に届いた文書を開け、わしの番号を探した。

あったよ。

苦しいことがたくさんあったが、まあ良かったんじゃねえかな。

とりあえず、受験というイクサは終わった。

 

すぐに恒例となったお祝いが始まった。

近所の人を集めて、大いに酒盛りした。

オヤジはまた、一升瓶を何本もぶっ壊すほど喜んでくれた。

良き時代だった。

でも、大酒を喰らってたわしは、まだ19歳だったっけ(笑