葦風の記録105

この年の新入部員は多士済々で、後に花の平成3年組と呼ばれるほど、個性的な奴が集まっていた。

その中でも、会った瞬間から意気投合したのが関西出身のF美修一さん。ああ、この人とは一生の付き合いになるな、と直感したものだ。

彼は在学中の活躍もさることながら、卒業後は関西に戻り、アマ囲碁大阪府代表にまで登りつめた。また当時から何とも言えない人気があり、後にNODICという会員数が数百名の日本最大の囲碁サークルを作り会長に収まっている。

Fさんとは、数え切れないほど対局して、お互い刺激しあいながら成長していった。

ただただ楽しかったよ。