高校2年の全国大会。
この時の わしの目標は、関東の高校をぶっ倒すことだった。
チャンスは、以外にも早く訪れた。
1回戦は不戦勝。
2回戦で、いきなり神奈川の高校と対戦した。神奈川は、超激戦区を勝ち抜いた進学校で、優勝候補の一角だった。
対局前、相手校の奴らは なんとなくチャラチャラしていた。わしのような、ど田舎の高校なんぞ知らなかったのだろう。
しかしわしは、この1年の自分の訓練と、メンバーを信じていた。
結果は。
3対0で ぶっ飛ばしてやった。
会場がざわざわしたのを覚えている。
相手も驚いていたよ。
こうして、わしは初めて関東代表を破った。
また、新しい道が開けたのだ。