そして前年に続いて、3回戦に進出。
これに勝てば、ベスト8が確定する。
待っていたのは、天下の進学校であるラ・サール高校だった。
知名度では、抜群の学校だ。
さて、まずは三将のI上さんが勝利。
続いて、わしが優勢だったので確実に決める予定だった。
しかし珍しくわしに気負いがあったのか、とんでもない凡ミスをやらかし、負けにしてしまった。
これで1対1である。
運命は、副将のY井さんにかかることになった。
ここでY井さんの頑張りは伝説的であった。形勢の芳しくない碁を粘りに粘り、勝ってしまったのだ。わしは、この勝利には一生感謝している。ありがとう、Y井さん!
こうしてわしたちは、有名校を下し、初めてベスト8に進んだ。