葦風の記録70

こうして火がついたわしだったが、成績は全然良くならず現実はイバラの道のように厳しかった。

しかし放っておいてもどうしようもねえから、とりあえず猛勉強することにした。

高校に行っている時間はもちろん、家に帰ってからも勉強だ。最低でも1日12時間は勉強することにした。

とにかく習うより慣れろで、受験の海の中に飛び込んだのだ。

現実から絶対に逃げない。

これがいつもわしの流儀なんだ。